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第百四話 傷跡

last update publish date: 2026-07-07 05:00:57

第 百四話    傷跡

 「こんにちは……」 梅乃が宿舎に到着したのが昼過ぎ。 朝に出発して徒歩でやってきたのだ。

 「あぁ、よろしくね」 この宿舎には三人の医学生が派遣されている。

 (東郷様はいないのか……)

 梅乃が服を着替え、白衣を抱えて出てくると

 「早速だが案内する」 近衛師団の大木が宿舎の案内を始める。

 「ここは待機をする寝所だ。 隣が医務室になっていて、治療をする場所となる……」

 大木が歩きながら説明すると

 (やっぱり政府の病院は凄い…… 道具ひとつを取っても見たことのないものばかりだ

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